== バレエオタN ==

ヌレエフを見た 1/2

続き物になるようなことを言ったとたんに筆が止まりました

気をとりなおして(あっさり)、ぽつぽつとバレエで思いつくことを書きましょう。

そういえば私、かのルドルフ・ヌレエフの舞台も見たのです。これなど正に「バレエに興味なくても、とにかく見ておきなさい」で引っ張っていってくれた姉に感謝です。

こうなったら是非長生きして、「わしゃヌレエフも見たんじゃよ」と自慢せねばなりません。

あれは70年代の終わり頃だったろうか?と検索しましたら、全くすごい世の中になったもので、動画が出てきました。

Youtube / ジゼル 森下洋子 ルドルフ・ヌレエフ

森下洋子さんと組んでの『ジゼル』です。
1983年公演と書いてありますが、私が見たのは、恐らくこのときなのでしょう。

当時既にヌレエフが伝説的なダンサーだ、というのは理解していました。むしろ、まだ現役だったの?と思った記憶があります。1983年というとパリオペラ座の芸術監督に就任した年であるようです。当時45歳。

実際に見たヌレエフの真価は、私には、よく分かりませんでした。かなり舞台に近い席だったように思いますが、何しろ一番印象に残っているのは、薄くなったぼさぼさの髪。孵りたてのヒヨコだ、と思いました。踊りは背中から腰にかけて板が入っているかのように堅く、無理矢理な感じ。姉が「体が言うことをきかないのに、基本通りにやろうとする意志は強く見えて、痛ましいかんじ」というようなことを言った記憶があります。

正直、なぜこのようになってまで、踊り続けるのだろう?と疑問に思いました。

その後、ヌレエフについては、その存在の大きさと、実際に見た印象のあまりのギャップが気になり、映像をだいぶ見ましたが、結論として、そもそも、人としての迫力が比類なく、やはり、空前の存在だと思うに至りました。

ダンサーとしては、背中をはじめ、動きがどこか固いのは比較的若いころからで、割と早く衰えはじめた人なのかもしれない。私の見た45歳のヌレエフは、今のルグリよりも若かったわけですが、全くコンディションが違います。スポーツ選手でも、今の40代は若いけれども、ずいぶん昔とは栄養とか調整法とか違うのでしょうね。

しかし舞台での存在感は目を見張るものがあります。役に没入する迫力はイタコ並と申せましょう。また、表情のチャーミングなこと。バレエは踊りであり、同時に演技だという、当たり前のことを思い出させてくれます。昔の名人に付きものの言い方ですが、現代のコンクールでは予選落ちかもしれないが、魅力は圧倒的。
(私には技術については語る資格がありませんが・・・)

2/2へ続く
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